昨日のタカラヅカニュースで、宙組トップスター芹香斗亜さんと宙組組長 松風輝さんが、特別公演「ル・グラン・エスカリエ」の稽古場情報を語った。
語ったのだが、それは、彼女たち自身の言葉ではなく、劇団が用意した台本を暗記して、そのまま喋っているように見えた。
芹香斗亜さんは、作り笑顔を浮かべつつ、時折、カンニングペーパーを見ているような視線が感じられ、松風輝組長は終始、硬い表情で、「ル・グラン・エスカリエ」の構成を一から十まで説明していた。
何なんだ、これは。
これは稽古場情報ではなく、ただの作品説明ではないか。
締めは「初日に向けて、お稽古を頑張っています」だった。
予想していたが、自死したAさんやヘアアイロン事件、パワハラ行為については、一切語ることはなかった。
名ばかりの「稽古場情報」ですら、こんなに不自然なのに、稽古場の雰囲気がいい訳はなく、どんよりしているのか、殺気だっているのか、投げやりなのかは分からないが、とにかく、悪い状態なのは間違いない。
こんな状況で、無理矢理、幕を開けて、公演中に、香月弘美さんみたいに事故で亡くなる方が出たら、どうするんでしょうね?
Aさんへのパワハラ加害者を処分しない限り、宙組はまとまらないんじゃないかなあ…。